交流戦も終了しましたね。(昨日雨でノーゲームだったDeNAvsオリックスを除く)
色々阪神が勝つには、セリーグが勝つにはと考えてきたけど結果は惨敗(;o;)
今年もソフトバンクの優勝(三連覇)パリーグの8年連続勝ちが決定してしまいました_| ̄|○
しかもタイガース、岸相手にチャンスは作れど1点も取れず。9回裏の俊介の際どいファウルで一瞬サヨナラホームランかとめっちゃ喜んだのが昨日のハイライトでした(笑)
そんな、なんだかなぁ…だった阪神の裏で劇的サヨナラホームランで勝ったのがジャイアンツ。阪神戦より試合が長引いていたので最後見てたのですが、なかなか感動的な試合でした。
3-3でむかえた延長12回表、ロッテの攻撃で膠着していた試合は動きます。
サントスのヒットと鈴木の四球でチャンスを作ったロッテですが、次の打席はピッチャーの益田。延長12回ともなると代打の選手もあまり残っておらず苦しい展開の中、打席に立ったのはこれがプロ2打席目となるルーキー柿沼でした。
「形はどうであれ返そう」その思いが通じたのか、2ストライクと追い込まれたのちセーフティースクイズを決め、三塁にいたサントスを返し勝ち越しの1点、そして柿沼のプロ初打点をあげました!これには大盛り上がりのロッテ、しかも高木が押し出し四球を出してしまい、結果勝ち越し2点を取った回となり、完全に巨人の負けムードが漂ってきていました。
そして3-5 12回裏 巨人の攻撃
完全勝ちの勢いのロッテでしたが、ピッチャー大嶺が先頭打者に四球を許します。あまりピリッとはしない空気の中、2番目の打者はサードゴロ。ランナーは2塁へ。
巨人打線はここからクリーンナップ、セ打率3位の坂本の登場です。この人がいればなんとかしてくれる!そんな巨人ファンの熱が坂本に伝わったのか、勢いよく打った球はあと少しでスタンドへというところまで飛んでゆき、ツーベースヒットに!ランナー1人生還。4-5となりました。
これにはロッテも焦ります。次の打者マギーを敬遠、亀井との勝負を選びました。
その敬遠の様子を鋭く睨みつけるように見ていたのは、亀井本人。なぜなら亀井は、この試合3度目の敬遠による勝負の場面に立たされることとなったからです。
この日勝ち越しのチャンスをむかえた8回、10回どちらもマギーが敬遠され、亀井は結果を出せずにいました。その後ベンチで怒りを爆発させるような場面も悔しさのあまりあったそうです。
そんななか、3度目の敬遠。
おそらく心中は怒りや悔しさや叩きのめしたい気持ちが混ざって複雑だったと思います。
1球目は空振り、会場はため息
2球目はボール、固唾を飲みます
そして勝負のついた3球目、思いっきり振ったバットは内角のフォークを捉え、球はスタンドへと勢いよくアーチを描いて飛んでいきました!
亀井は手応えがあったのか、驚いていたのか、動かず球を目で追いかけ、ベンチを見て、バットを捨て、ゆっくりと走り始めました。
途中から実感が湧いて来たのか涙が溢れて止まらないままダイアモンドを一周。
そのまま仲間と高橋監督の手洗い祝福の中に飛び込んでいったのです。
心が折れていた、奇跡、命取られる、なんて重たい言葉がたくさん出てくるくらい、亀井は責任を感じていたんでしょうね。
野球見てると感動的な場面に遭遇することは多いですが、その中でも特に印象に残った試合&ヒーローインタビューでした。
対してサヨナラ負けをしてしまったロッテ伊東監督は、
「痛い形で負けてしまったが、全然諦めていない、反省を踏まえて練習していきたい」とのコメントを残しています。
さて、交流戦は終わりましたが(DeNAvsオリックスは今日が最終戦)休みが4日空いた後、タイガースは広島との直接対決が待ってます。なんとか広島とのゲーム差を3で持ちこたえた阪神。首位奪還に向けて!ファイト\(^o^)/